たまたま見る機会が有ったので感想を
何者にも成りきれてない人にお勧めな映画かなと
若干ネタバレ入るかも
 
 
 
基本的にはオムニバス形式
色んな時代の話が折り重なった話

出演者は
伊藤淳史・高良健吾・江口のり子・多部未華子・森山未来・濱田岳・大森南明・石丸謙次郎
と、まぁ豪華

2009年の映画で10年前
10年前だって今だって人気者の人達がメインキャストで出ている
多部未華子さん可愛いよね


最初は誰もいない町から始まる
誰もいない町で一件だけ開いているレコード屋
そこに現れる足の不自由そうな男

「何で店なんか開けているんだ。世界が終わるのに」

どうやら地球に隕石が迫って来ていて、みんな避難をしているらしい
津波から逃れるために富士山に登ったりシェルターに隠れたり
でも男が言うにはそれも意味がないらしい
「世界はどうせ滅亡する」と男は言うも、平然とお店をしている事が気にくわないらしい

店主が掛けたレコード
フィッシュストーリー
そこには音が無い部分が有る
「これは意図して音がないんだよ」と語る



時代が変わってある男達
呪いの歌を代わる代わる聞きながら合コンに向かう
車を運転する男はそのグループの小間使いの様な立ち位置で誰にも逆らえない
そこでリーダー格の男がフィッシュストーリーと言う歌の話をし始める
途中で音が途切れている音楽
「聞こえる人には何かが聞こえるらしい」
と言う触れ込み
それを聞いてしまうと呪われるとか何とか
車を運転する男は聞きたくなかったが無理やり車で流し始める

しかしやっぱり何も聞こえない

合コンが始まると一番可愛い女性が何か見える人らしく
「あなた達は世界を救うよ」と言い出す
しかしその女性達を騙しホテルに連れ込む男達
車を運転している男はそれを知らず、嫌がったが文句を言えない
「お前は帰れ」と言われあっさり帰ってしまう

悔しみながら帰っていると何故かさっき聞いたフィッシュストーリーが流れ始める



時代はまた変わって船の上
修学旅行だかで船に乗る女子高生達
一人の女の子だけ寝過ごしてしまって降りれなく成ってしまう
しかも船の次の目的地は遥か遠く
当然船は一人のためには止められない

それに気付いた料理人がその女子高生を慰める

「面白い話をしましょう」
男が話し始めたのは自分の話
その料理人は子供の頃から「お前は世界を救う男なんだぞ」と育てられてきた
体を鍛え心も鍛え続けてきた
かと言って警察に成るとか弁護士に成るとかそう言う事ではなく親に言われた事を信じて何となく漠然と鍛え続けている
「僕は何のために鍛えているんでしょうね」
そう言うとパイが焼き上がる時間だからと厨房に戻る

戻った所で船がジャックされる
そこに颯爽と現れて犯人達を次々と退治するが、客のふりをして隠れていた犯人の仲間にあっさりと撃たれてしまう

拘束されてまた身の上話をし始める

僕は友達と遊ぶこともしないで鍛え続けてきた
それは世界を救うためなんだ


と拘束から抜け出し撃たれた体で操縦席に向かう



時代はまた変わって1999年
ノストラダムスを信じる人達
どうやらカルト宗教的な人に騙されてとある島に集まって避難をしている

しかしその時が来ても何も起きない

なんだこの野郎とボコボコにされる教祖
「年数が10年間違っていたんだ!」と教団の一人が言い出すけども誰も信用するはずもなく殴られ続ける



また時代が変わってとあるバンド
時代に合わないロックを歌い続ける男達
レコード会社の男にスカウトされてデビューするも全く売れない

レコード会社の社長は怒り契約を切られる事になるも、スカウトした男が取り持って何とか最後の一枚だけ出せる事に
諦めムードの中、ヴォーカルの男だけはソロでデビューするって話しが有るらしい

それを知ったリーダーは最後の歌を作り始める

スカウトをした男がたまたま持っていた「フィッシュストーリー」と言う本
それに感銘を受けてそれを元に歌を作る

メンバーには大好評だけども音楽プロデューサーは
「バラードにしなきゃ売れねぇよ」と怒り出す

それでももうどうせ最後の歌なんだから自由にやらせろと皆で怒り返してプロデューサーを説得して最後の一発取りを始める
一回しか撮れないよって言うのにヴォーカルの男が間奏部分で

「何でこんなに良い曲なのに売れないんだよ。と言うかこの曲、誰か聞いてるのかよ。聞いてないのに歌って意味あるのかよ」

とぼやき始める

さすがに取り直した方が良いよと勧めるプロデューサー

しかしスカウトをした男は「良いよ。このまま出しちゃおう。その部分だけ音消して」と言い出す
流石にまずいんじゃない?と皆が言うが
「大丈夫。どうせ売れないんだから」
で落ち着く


その後の打ち上げ
そう言えば本を元に作った歌だけど著作権とか大丈夫なの?と今更ながらリーダーが気になり始める
「大丈夫。あの本、世に出てない本だから」
とその本の経緯を話し始める


そして時代は最初に戻る
地球に隕石が落ちてきている
そんな中、テレビではとある話が飛び込んできて……




と、まぁこんな感じ
一見繋がりが無いような短編集
話も時代があっちへこっちへ飛ぶ
苦手な人は苦手かも

意味がないような色んな人達の話
それが最後には繋がる

フィッシュストーリーの間奏でヴォーカルがぼやいた事がこの映画の言いたい事なんだと思う

意味のない様な何者にも成れない人でもきっと何かの意味が有って世界は繋がっていくんだって話

キャストも豪華で見ていて飽きない
特に大森南明さんと森山未来さんと多部未華子さんと濱田岳さん
良い役者さん達だよね

暇な人は見てみると良いかもね
人によっては多少の希望を持てた気になれるかも